変換アクション

データ変換について学習し適用します。

変換アクションは、接続のセットアップ中のフィールド マッピングに役立ちます。なお、すべてのデータソースですべての変換を利用できるわけではありません。

変換の仕組み

一部の変換は、推奨される変換として自動的に表示されます。たとえば、自動的にマッピングされた hashed_email フィールドと hashed_phone_number フィールドには、ハッシュの計算処理が推奨変換として表示されます。自動的に推奨された変換を変更したり、必要に応じて変換を追加したりできます。1 つの入力フィールドに一連の変換アクションを指定して、すべて一度に適用することもできます。

始める前に

フィールド マッピング中に変換を適用するには、[アクション] をクリックして [変換] を選択し、使用可能な変換の一覧を表示します。ここで変換を選択すると、Google 広告アカウントにインポートする前に、パイプラインの入力フィールド値に変換を適用できます。

使用可能な変換アクション

スマート ハッシュ

データの安全性を保つため、インポートする機密性の高い顧客データはハッシュ化する必要があります。データマネージャー では、SHA256 アルゴリズム(業界標準の一方向ハッシュ関数)を使ってデータがハッシュ化され、結果は 16 進数でエンコードされます。データの事前フォーマット化は必要ありません。データ マネージャーでは、関連する PII フィールドが正規化され、ハッシュ化とエンコードが自動的に行われ、ユースケースに合わせてデータが API にプッシュされます。

機密性の高い顧客データのハッシュ化を自分で行う場合は、顧客データファイルのフォーマットについてを参照して、正しくフォーマットされていることを確認してください。ハッシュ化データのファイルをアップロードする場合、機密性の高い顧客データ以外はハッシュ化せずにお送りください。データ マネージャーでは、ハッシュ化されたデータが API にプッシュされます。

なお、スマート ハッシュは自動的に行われるため、[操作] メニューで操作を選択する必要はありません。

ハッシュの計算処理

入力列に変換を適用して、列をなんらかの値に変換します。列のハッシュ値計算では、SHA256 アルゴリズムを使用できます。結果は 16 進数でエンコードされます。

: ハッシュ計算は、メールアドレスや電話番号などの PII フィールドに自動的に適用されます。他の変換アクションを適用してからハッシュ計算を適用する場合は、この変換アクションを手動で適用することもできます。たとえば、データソースの同じフィールドに名前と姓を保持する場合は、まず分割変換アクションを適用し、右側の部分を名前に、左側の部分を姓に選択してから、ハッシュ計算を適用します。

乗算

列に浮動小数点定数を乗算します。

ソース フィールドの有効なデータ型: 任意の数値型と文字列型。

別の列で乗算

ソースフィールドの値に、同じソースファイル内の別の列にある値を掛けます。

ソース フィールドの有効なデータ型: 任意の数値型と文字列型。

ケースの変換

列を大文字、小文字に変換したり、語頭のみ大文字に変換したりします。いったん文字列に変換されます。

ソース フィールドの有効なデータ型: すべてのデータ型。

フィールドを結合

2 つの列を区切り記号で結合します。この変換では、2 番目の値がソース フィールド値の指定された区切り文字の後に追加されます。

形式は {source_field}{separator}{column_to_merge} です。

ソース フィールドの有効なデータ型: すべてのデータ型。

分割

列を区切り文字の位置で分割し、一部分を抽出します。

  • [区切り文字] は 1 文字にする必要があります。スペースは有効な区切り文字です。
  • [オカレンス] は、文字列を分割する区切り文字の k 番目のオカレンスを示します。「1」から始まります。
  • [] は、区切り文字の前の部分を抽出するか(true)、後ろの部分を抽出するか(false)を示すブール値です。

ソース フィールドの有効なデータ型: 文字列。

例:

入力列の値が "FirstName,MiddleName,LastName "の場合:

区切り記号 オカレンス 結果

,

1 true “FirstName”
, 1 false “MiddleName,LastName”
, 2 true “FirstName,MiddleName”
, 2 false “LastName”

キャスト型

列の値を別の互換性のある型にキャストします。

ターゲット型 ソースの有効なデータ型 備考
文字列 すべて あらゆる型を文字列にキャストできます。
実数

文字列

整数

データ型が倍精度浮動小数点の実数

インポート時に文字列値を倍精度浮動小数点として解析できなかった場合は、[実行] の表にエラーが表示されます。

整数

文字列

実数

パーセント

インポート時に文字列値を倍精度浮動小数点として解析できなかった場合は、[実行] の表にエラーが表示されます。

日付と時刻の変換

日時、タイムスタンプ、整数、文字列表現を、サポートされているタイムスタンプ形式に変換します。タイムスタンプのデータ型は、すでにサポートされている形式であれば変換する必要はありませんが、変換することもできます。

タイムゾーンがないデータ行については、変換設定パネルで変換用の代替タイムゾーンを設定できます。代替タイムゾーンを選択しないと、タイムゾーンが設定されていない行がインポートされなくなります。自由度の高いファイルの接続で使用される代替タイムゾーンは、アカウントに関連付けられているタイムゾーンとして事前入力されますが、このタイムゾーンは変換メニューで変更できます。

詳しくは、インポートするデータを準備するをご覧ください。

注: デフォルトでは、「日付と時刻を変換」はコンバージョン イベントの日時の列に適用されます。

有効なソース フィールド タイプ: タイムスタンプ、日時、Unix エポック、整数、文字列。

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